SDGs VOICE

SDGsの取り組みをピックアップして記事形式で紹介しています

南山大学SDGs普及啓発団体CLOVER

関係するSDGsの目標

南山大学SDGs普及啓発団体CLOVERについて

2021年に南山大学の学生によって発足したSDGs普及啓発団体です。社会における連携・協働の架け橋となることを目指し、学内に留まらず、行政や企業、市民団体と手を携えながらSDGsを掲げ、子ども食堂や出前授業など13のプロジェクトを推進しています。

今回インタビューにご協力いただいたのは、龍華希代美さん、蒲野もえさん、村尾のどかさん、冨井心愛さん。全員活動の中核となる2年生(取材時)です。高校時代の授業でSDGsに触れ、大学で自分にできることを探求したいと、それぞれ意志を持って入会しました。
また、4人は13あるプロジェクトの一つ、海洋プラスチック企画「ぷらばら」のメインメンバーとして、年間を通じて活動を行っています。


左から龍華さん、蒲野さん、村尾さん、冨井さん。全員南山大学2年生。

自分ごととして感じて欲しい、海洋プラスチック問題。

海洋プラスチック企画「ぷらばら」は、西尾市と提携し、西尾市の海岸で回収した海洋プラスチックを使って、西尾市の花であるバラ型のコースターを製作しています。
活動は2024年7月の海岸清掃からスタートしました。西尾市内のボランティア団体等と協力し、燃えるごみ約10袋分、燃えないごみ約5袋分を回収。回収したごみの中から一部のプラスチックを持ち帰り、活用方法を模索した結果、コースターを製作するアイデアが生まれました。
2025年3月から活動を本格化し、SDGsや環境問題をテーマにしたイベントで、コースターの販売やワークショップ開催。アップサイクルする取り組みを通じ、海洋プラスチック問題を発信しています。今回は4人による座談会形式で、活動の内容や今後の展望について語っていただきました。


2025年10月に西尾市宮崎海岸で行った海洋プラスチック回収活動


回収された海洋プラスチック

2024年7月に西尾市一色海岸で行った海岸清掃活動


蒲野さん/2025年の10月に西尾市の宮崎海岸(ワイキキビーチ)で海洋プラスチックの回収活動をしました。砂浜はパッと見はキレイですが、よく見ると魚網やペットボトルのキャップ、波で細かくくだかれたプラスチック片などが散らばっています。頭では理解していたつもりでしたが、実際に見てびっくりしました。

冨井さん/SDGsというと、気候変動問題が注目されがちで、海洋プラスチック問題はどこか遠くの地域の話に感じている方が多い気がします。ワークショップを通じて身近な海岸で起きていることに目を向けていただけたら・・・という思いを込めて行っています。




龍華さん/ワークショップで海洋プラスチックの説明をすると、「こんなものが海岸に落ちているんだ」と、みなさん関心を持たれます。実際に手に取って、コースターに加工して、各家庭で使っていただくことで、ゴミを出さない工夫をする、正しく捨てる、アップサイクルする、という実行動に結びつけて欲しいですね。

村尾さん/ワークショップは問題意識の有無に関係なく、楽しみながら直接お話しできる貴重な機会です。2025年度には大きなイベントに4回出店し、多い時には44名の方にご参加いただきました。これからも地道に活動を続け、たくさんの方と海洋プラスチック問題を共有したいと思っています。

同世代と問題意識を共有する、それがこれからの課題。


イオンモール大垣で行ったワークショップ

龍華さん/ワークショップを通じて、小さなお子さまとその親御さん世代にはアプローチできますが、私たちと同世代の関心はまだまだ低いと思います。どうやってアプローチしていくかが、これからの課題ですね。

冨井さん/「〇〇しなくちゃいけない」という思考で行っていると長続きしないので、もっとラフに考えてもらう工夫が必要だと感じています。そのためにはSNSでの発信は欠かせません。先日の選挙でも、SNSを駆使して私たち世代の目線に降りてきた候補者に、たくさんの注目が集まりました。伝える内容だけでなく、発信する量やタイミングも大事だなと、改めて実感しました。

蒲野さん/私たちも高校生の時に座学で習ったものの、自分ごととして考えるところまでは至りませんでした。受け身ではなく、参加型の出前授業であれば、もっと身近な問題として捉えてもらえるのでは…?これからは小学校にも働きかけたいですね。

冨井さん/PBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)でやるのもいいかなと。自分で課題を見つけて解決方法を探すことで、海洋プラスチック問題の見え方も変わってくるはずです。

企業のSDGsへの取り組み姿勢が、就職活動の指標に。


村尾さん/CLOVERの活動を通じて、モノの見方や捉え方がかなり変わりました。就職活動を目前に控え、企業のSDGsへの取り組み姿勢が、就職活動の一つの指標になっています。社会人になってからも問題意識を持って行動したいので、所属する組織の考え方はとても気になります。

冨井さん/どんな取り組みをしているかだけでなく、いつから始めたかにも注目しています。いち早く取り組む姿勢に、企業の考え方が表れている気がするので。

龍華さん/確かにこれから社会に出る身としては、企業の活動姿勢も気になりますね。この記事を読んで、私たちの活動に興味を持ち、一緒に何かしてみたいという企業様がいらっしゃったら、ぜひお声掛けください。

蒲野さん/私たち学生のアイデアと発信力、企業様が持つ社会への影響力、その相乗効果でもっと幅広い活動できたらうれしいです!


授業やアルバイトで多忙な中、SDGs実現のために力を合わせて活動しているCLOVERの皆さん。「ぷらばら」の下準備をしながら、ワークショップの改善点やSNS発信の課題など、活発に意見を交換する様子が印象的でした。こうしたコミュニケーションを重ね、活動はさらにブラッシュアップされることでしょう。SDGs17にしおでは、今後もCLOVERの活動に注目していきます。


南山大学SDGs普及啓発団体CLOVER