島を美しくつくる会
業種 : 島おこし団体
〒444-0416
西尾市一色町佐久島西側41
tel : 0563-78-2001
「島を美しくつくる会」は、島民の自主的かつ創意あふれる活動を通して、自然、風土、歴史、産業といった佐久島固有の資源を発掘・研磨し、島の活性化を推進することを目的に設立されました。
「アートと地域の協働」(アートによる島おこし)をテーマに、4つの分科会を核に、活動を行っています。
これらの活動は島民や島外からの参加者の交流の接点となり、楽しみながら島全体を元気にしていく原動力となっています。
SDGsの目標と取り組みの関係性
飢餓に終止符を打ち、食糧の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
- 特産品の開発
- 遊休農地の有効活用としてサツマイモの栽培を始めました。佐久島で収穫したサツマイモを「サクの いも 」というブランドにしました。佐久島ならではのお土産も無かったことから、島民が作ったサツマイモを使って焼酎を醸造しました。島のサツマイモは、潮風を浴び、乾燥させたヒトデやナマコ、海藻なども肥料にして自然の恵みがたっぷり詰まった甘い芋に育ちます。
すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
- 2022年現在では人口200人ほど(65歳以上の高齢者は57%)になってしまった佐久島は、これらの活動を15 ~20年前から行っています。島の若い人は外に出て行ってしまう、人がいないと活動が滞る、消滅する可能性もある、などすぐ身近に危機感がありました。 15年前(2007年頃)の人口は320人です。まさに「持続可能な社会が実現できているか」を考える場所です。この小さな社会で「持続可能とは何か」を体感する教育。島民とボランティアのパートナーシップをより密に強く結んで活動を続ける。ここ佐久島から発信し続けます。
すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する
- 特産品の開発
- 遊休農地の有効活用としてサツマイモの栽培を始めました。佐久島で収穫したサツマイモを「サクの いも 」というブランドにしました。佐久島ならではのお土産も無かったことから、島民が作ったサツマイモを使って焼酎を醸造しました。島のサツマイモは、潮風を浴び、乾燥させたヒトデやナマコ、海藻なども肥料にして自然の恵みがたっぷり詰まった甘い芋に育ちます。
都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
- 家並み保存活動
- かつては家屋(板壁)に、漁師にとっては身近な材料であるコールタールを塗って「塩害」から家を守っていました。大正頃からの家も残っており黒壁の家並みが続きます。また、路地の辻はきちっとした四つ角ではなく、島特融の風が集落を通り抜けない様にしているためと言われています。島の家の間取りは、玄関を入ったところに土間(キッチン)、部屋は田の字で4部屋という形式が多く、また土間には収穫したさつまいもを保存する芋穴と燃料にする松葉を収納できるロフトがありました。この家並みを保存する「黒壁運動」を毎年ボランティアを募集して行っています。
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
- 漂着ゴミ回収活動
- 海岸のゴミ。このゴミはどこから来たのでしょうか。島の人が捨てているのか、観光客の人が捨てているのか。これは皆さんの住んでいる街から流れてくるゴミなのです。漂着ゴミの70 %は家庭ごみ、その次に多いのは事業系のゴミになります。ペットボトルや食品容器が目立ちます。私たちはゴミ拾いを楽しく出来るようにビンゴカードを作成して漂着ゴミの問題を皆さんに発信しています。
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
- 藻場の再生活動
- 佐久島中学校(現在はしおさい学校)では、1人の生徒の想いから2002年より総合学習で「アマモを増やして藻場を再生する活動」を始めました。2006年からは島を美しくつくる会もこの活動を応援。島外のボランティアを募って活動を開始。2022年以降も後輩たちに受け継がれています。
- ・漂着ゴミ回収活動
- 海岸のゴミ。このゴミはどこから来たのでしょうか。島の人が捨てているのか、観光客の人が捨てているのか。これは皆さんの住んでいる街から流れてくるゴミなのです。漂着ゴミの70 %は家庭ごみ、その次に多いのは事業系のゴミになります。ペットボトルや食品容器が目立ちます。私たちはゴミ拾いを楽しく出来るようにビンゴカードを作成して漂着ゴミの問題を皆さんに発信しています。
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
- 里山保全運動
- 佐久島の山は、保安林指定や三河湾国定公園内にあるため伐採、開発がある程度規制を受けています。もともとは里山。里山とは人の手が入った森や林のことを指します。その昔燃料を松葉や柴に頼っていた時代は山はとてもきれいでした。山は海に栄養を送り込む大切な場所です。今では耕作地が放置され、森が放置され荒れた山になっています。山にある雑木は、落葉樹に当たる日光を遮るので、伐採します。落ち葉は土に栄養を作り、土に染み込み、その栄養が海に流れ込みます。
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
- 2022年現在では人口200人ほど(65歳以上の高齢者は57%)になってしまった佐久島は、これらの活動を15 ~20年前から行っています。島の若い人は外に出て行ってしまう、人がいないと活動が滞る、消滅する可能性もある、などすぐ身近に危機感がありました。 15年前(2007年頃)の人口は320人です。まさに「持続可能な社会が実現できているか」を考える場所です。この小さな社会で「持続可能とは何か」を体感する教育。島民とボランティアのパートナーシップをより密に強く結んで活動を続ける。ここ佐久島から発信し続けます。