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こんにちは運営事務局の早川です。
ジメジメして、あまり気分も乗らない梅雨時期ですが、そんな雨とこれからの環境に関することをご紹介したいと思います。
日本は、梅雨や台風の影響により、世界でも有数の『雨が多い国』と言われています。年間平均降水量は約1,700ミリメートルと、世界平均の約2倍の量の雨が降ります。これだけ雨が降ると「日本にはたっぷり水がある!」と思ってしまいますが、実は将来的に水不足になる可能性があるとのことです。

日本で降る雨のほとんどは、梅雨期や台風期に集中しています。しかし、せっかく降った雨は、日本特有の急勾配の地形により海や川へと一気に流れ出てしまいます。そのため、陸地にとどまる水は限られてしまい、実際に私たちが生活で使用できる水の量は、人口1人あたりに換算すると、世界平均の25%程度になってしまうそうです。ただでさえ水の量が限られているなかで、私たちが生活で使う水の量、そして企業がものをつくる時に使う水の量は現在も上昇しています。この生活用水・工業用水は、1960年代半ばから2000年までの間に約3倍に増加しています。そのため、日本における水資源についての問題はとても深刻であり、今のうちから家庭や学校、企業などさまざまな場所で水を大切に使う取り組みが必要となってきます。
目標11「住み続けられるまちづくりを」や目標13「気候変動に具体的な対策を」といった観点からは、気候変動の影響で近年の梅雨や台風は集中豪雨が増加しており、災害を多くもたらしています。今以上に防災意識の向上と排水システムの整備、緑地の保全、雨水の循環利用といった取り組みなどインフラの強化は不可欠となっていきます。

私たち一人ひとりが梅雨、水資源と向き合い、水の大切さと自然との共生を意識することが、持続可能な社会の実現に少しでもお手伝いができるのではないかと思いました。
本日は以上です。