SDGsなつぶやき
○○デューデリジェンス
こんにちは、運営事務局の明壁です
少し前から、デューデリジェンス(Due Diligence)という単語を耳にする機会が増えてきました。デューデリジェンスには、人権・財務・税務・法務・環境・ESG・IT・ビジネス等、様々な種類があり、それぞれ人権デューデリジェンス・財務デューデリジェンス等、○○デューデリジェンスと呼ばれています。
デューデリジェンスとは、投資対象や取引先の価値やリスクを評価するために行われる調査のことで、M&Aや投資の意思決定を行う際に、財務状況、法務、環境・社会への影響等さまざまな側面から詳細に調査しリスクを把握し評価します。
デューデリジェンスの中でも、SDGsと密接に関わってくるのが、人権デューデリジェンスやESGデューデリジェンス等になります。
人権デューデリジェンスとは、事業活動において、強制労働・児童労働・差別・ハラスメント等の人権侵害リスクを企業が特定し、そのリスクを軽減するための対策を講じるプロセスです。この対策を講じることにより、サプライチェーン全体での人権侵害を防ぎ、より公正で持続可能な社会の実現への貢献を目指しています。欧州では、人権デューデリジェンスの法制化も進んでいます。
ESG(環境・社会・ガバナンス)デューデリジェンスとは、環境リスクや社会リスク等の負の影響を把握し、適切な対策を講じることでSDGs達成に貢献するとこを目指しており、事業の持続可能性を評価する重要な指標となります。
デューデリジェンスは、企業の持続可能性を評価し、SDGs達成のために必要なプロセスなので、企業は、SDGsの達成に向けて、積極的にデューデリジェンスを推進し、その結果も積極的に開示していくことが求められています。
本日は以上です。