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SDGsに関するちょっとした小ネタやイベント・新着情報を掲載

こんにちは、運営事務局の藤田です。
この前YouTubeを見ていたときに、ある女性が「女性は感情的な生き物だからしかたない」と口にしていました。よく耳にする言葉ではありますが、違和感を覚えました。その場面は男女で話し合いをしていて、女性が不利な立場だったので、言い訳として咄嗟に口にしてしまったかもしれません。それを踏まえたうえでも、主語が大きすぎるからなのか、男性でもすぐにカッとなる人はいるのにと思っているからなのか…どうしてもモヤモヤが消えません。
今回はその時に感じた違和感である「アンコンシャス・バイアス」についてのブログを書こうと思います。

アンコンシャス・バイアスとは?
日本語で「無意識の思い込み」などと表現され、誰にでもありうるものです。
これまでの経験や見聞きしてきたことなどから生み出されるため、完全に払拭するのは難しいかもしれません。しかし、気付かないままでいると自分や周りの人の可能性を狭めてしまったり、誰かを傷つけてしまったりする場合があります。

例を挙げると
「年配の人はパソコン苦手そう」
「外国人には英語で話さなきゃ」
「男の子は泣かないでしょ」
「女性は管理職に向いてない」
「受付、接客・応対(お茶だしなど)は女性の仕事だ」

こういった思い込みは、差別や不平等につながる可能性があります。ということは、SDGsの達成を邪魔する『見えない壁』になっているとも考えられます。


SDGs(持続可能な開発目標)には、「誰ひとり取り残さない」という大事なテーマがあります。
この考え方に特に関係が深いのが、次の3つの目標です。
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標16:平和と公正をすべての人に

これらの目標を達成するためには、私たちが無意識のうちに持ってしまっている思い込み=アンコンシャス・バイアスに気づくことが大切です。
たとえば…
「女性は仕事より家のことを優先するべき」
「障がいのある人は仕事ができない」
「外国人はなんとなく信用できない」
こんなふうに、知らず知らずのうちに誰かを不利にしてしまう考え方があります。
こうした思い込みをなくして、すべての人が生きやすい社会をつくることが、SDGs目標達成を実現するカギになります。

私たちが出来ることは、アンコンシャス・バイアスを知り、意識することだとされています。
私もついつい「…すべき」「普通は…」と考えてしまいますが、一旦立ち止まり、自分の言動を振り返ったり、相手の立場になって考えるようにしたいです。まずは身近なところから自分の思い込みを見直そうと思います。

本日は以上です。