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SDGsに関するちょっとした小ネタやイベント・新着情報を掲載

こんにちは、運営事務局の井土です。
先日静岡県の伊豆の方へ旅行してきました♪
海も山も温泉もあり、とても自然豊かで素敵なところでした(^^)

このような自然豊かで素敵な場所が日本や世界にはたくさんありますが
観光化によってそれらが失われてしまう場合もあります。
そうなってしまわないための“エコツーリズム”というものをご存じでしょうか?

エコツーリズムとは、自然環境や地域文化を保護しつつ、それらを観光資源として活用する持続可能な観光の形態です。観光客が自然の美しさや生態系の多様性を楽しむ一方で、環境や地元の文化に対する理解と責任感を深めることを目的としています。このコンセプトは1980年代に生まれ、現在では世界中で注目を集めています。

エコツーリズムは以下の基本原則に基づいています。
・自然と文化の保護:観光の影響を最小限に抑え、自然環境や文化的遺産を守る。
・地域社会への利益還元:地域住民に経済的な利益をもたらし、雇用創出や教育機会を提供する
・観光客の教育:環境保護と持続可能性に関する意識を高める
・持続可能な管理:長期的な視点で環境と観光資源を管理する

例えば具体的にどんなものがあるかといいますと、
●アマゾン熱帯雨林(南米)
内容:地元のガイドの案内のもと、植物の多様性や地域文化を体験しながら森林保護の重要性について学ぶ自然観察ツアー
特徴:森林伐採の抑制と持続可能な観光を両立。
●グレートバリアリーフ(オーストラリア)
内容:サンゴ礁保護に関する教育を含むシュノーケリングやダイビング
特徴:観光客に環境保全の重要性を伝えている。
●サファリツアー(ケニア)
内容:動物保護区内での野生動物観察ツアー
特徴:ツアーによる収益を地元コミュニティへの利益還元や保護区の管理費に活用。

など、これらはほんの一部ですが世界中で様々な形で行われています。


エコツーリズムには多くのメリットがありますが、課題も存在します。
人気が高まりすぎると、環境への負荷が増えたり、地域社会が観光に依存しすぎるリスクがあります。また、適切なガイドラインが設けられていない場合、保護活動よりも経済的利益が優先されてしまう可能性もあります。

しかし私たち一人ひとりがこのエコツーリズムのコンセプトを正しく理解し、適切に行動に移すことで、旅行を通じて地球全体の環境保護に貢献することができます。
次の旅行先を考える際には、ぜひ“エコツーリズム”も候補に入れてみてはいかがでしょうか(^^)

本日は以上です。