SDGsなつぶやき
ミックスジュース誕生秘話
こんにちは、運営事務局の藤田です。
先日、大阪のお土産でミックスジュース味のクッキーを貰いました。そのクッキーが美味しかったこともあり、普段あまりジュースは飲みませんが、久々にミックスジュースを飲みたくなりました!
そんな大阪名物のミックスジュースですが、その誕生にはSDGsが関わっています。
ミックスジュースは、大阪の新世界で生まれました。昭和23年、果物店を営んでいた初代店主の恒川一郎氏が考案したのが始まりといわれています。「完熟したフルーツはおいしいけれど、皮が傷んでしまうと売れなくてもったいない」と思っていたところ、そのフルーツに牛乳を加えてミックスジュースにすることを思い付き、売り出したそうです。そしてそれが評判を呼び、人気を博すことになりました。最初は、果物店の軒先で飲んでもらっていたようですが、昭和35年にミックスジュースをメニューとして置くことを前提に、喫茶店『千成屋珈琲』を開店。ちょうど喫茶店ブームが訪れていた時代だったのもあり“喫茶店といえばミックスジュース”という流れを生み、大阪で浸透していったようです。
まさにミックスジュースの誕生はSDGsの目標 12『つくる責任・つかう責任』にあてはまります。
「もったいない」をきっかけに食品ロスを減らすための行動から生まれた商品が、いまや大阪名物として定着しているなんて、SDGs目標達成の見本となる事例ですよね。
ちなみに食品ロスの半数は、家庭から発生されていると言われています。このミックスジュース誕生のきっかけのように、家庭でムダになりそうな野菜や果物を美味しく食べられるように工夫して消費すれば、これも立派なSDGsです!
こう考えるとSDGsがより身近に感じられますよね。SDGsは出来ることから始めるのが大切なので、工夫して楽しみながら生活に取り入れていきたいです。
本日は以上です。