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こんにちは、運営事務局の藤田です。
冬になると、新しいコートやニットが欲しくなる人も多いのではないでしょうか。
私自身ニットが好きで、店頭に並ぶとつい心が惹かれてしまいます。ふんわりとした質感や冬らしい色合いを見ると、つい買いたくなってしまうのですが、毎年「本当に必要かな?」と自分に問いかけながら物欲と戦っています。
けれど、こうして「着るものを買う」という日常の行動が、実は地球環境に大きな影響を与えていることをご存じでしょうか?

世界では毎年、大量の衣服が生産され、その多くが短期間で廃棄されています。焼却や埋め立てによって二酸化炭素が排出され、水質汚染の原因にもなっているようです。また、ポリエステルなどの化学繊維は洗濯のたびにマイクロプラスチックが流れ出し、海の環境にも影響を与えているそうです。

こうした背景を知ると、「服を選ぶときに少し工夫すること」が、私たちにできる身近な環境対策につながると気付きます。
たとえば、古着やリサイクルショップを利用すれば、まだ着られる服をもう一度活かすことができます。
また、服の寿命を延ばすために、次のようなことを意識してみるのもおすすめです。

① 洗いすぎない・やさしく洗う
洗濯は意外と服に負担をかけます。着るたびに洗うよりも、汗や汚れが目立つ部分だけを部分洗いしたり、ニオイを取るために風通しの良い場所で陰干しするのも効果的です。
洗うときは裏返してネットに入れ、弱水流・中性洗剤を使うのがおすすめです。

② 直射日光を避けて干す
紫外線は色あせや生地の劣化を早めます。陰干しでゆっくり乾かすことで、色も風合いも長持ちします。

③ シーズンオフの保管を丁寧に
収納前に汚れをしっかり落とし、湿気や虫を防ぐことが大切です。防虫剤や乾燥剤を入れて、詰め込みすぎないようにしましょう。

④ ちょっとした修繕
ボタンが取れかけていたり、糸がほつれていたら早めに直すと、ダメージが広がりません。最近は、初心者でも使いやすい「衣類補修テープ」や「アイロンで貼るタイプ」もあります。

⑤ 流行に左右されない服を選ぶ
シンプルで自分に似合う定番の形を選ぶと、何年経っても自然に着られます。結果的に、長く愛用できるワードローブになります。

こうした取り組みは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」や目標13「気候変動に具体的な対策を」と深く関わっています。
おしゃれを楽しみながらも資源を大切にし、環境への負荷を減らすことができるからです。

冬のファッションを選ぶとき、少しだけ「サステナブル」を意識してみると、きっとお気に入りの一着が地球にもやさしい選択になるはずです。
私も今年は、流行に左右されず、長く愛用できる洋服を選びたいと思います。
本日は以上です。