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こんにちは、運営事務局の藤田です。
本日10月25日は世界パスタデーです。
世界パスタデーは、1995年10月25日にイタリア・ローマで開催された「第1回世界パスタ会議」をきっかけに制定されました。
まるで知っていたかのように書きましたが、ネットで「10月25日は何の日?」と検索するまで世界パスタ会議が開催されていたことすら知りませんでした。
今回はそんなパスタにちなんだ内容にしたいと思います。

2022年4月に施行されたプラスチック資源循環法により、様々な商品の脱プラが促進されました。プラスチック製のストローが次々と紙ストローに代替えされたのは記憶に新しいと思います。そんなストローですが、調べてみるとおもしろい食品系ストローがあったので、ご紹介いたします。

パスタストロー
冒頭で触れた、パスタで出来たストローです。
分解されるのに30~60日かかる紙製ストローと比べ、パスタストローは早くてひと晩で分解されます。
イギリスでは実際にレストランで使用されているそうですし、日本でも有名な老舗の米菓メーカーさんが開発をすすめているそうです。
開発が成功すれば、いつか日本でも販売されるかもしれません。


サトウキビストロー
100%天然植物由来のサトウキビを使用したストローで、従来であれば産業廃棄物として処理されていたバガス(サトウキビの搾りかす)をアップサイクルさせることで生まれた製品です。
100%天然成分という特徴を持ち、堆肥化させた際にも土壌への影響がないそうです。

シュガーストロー
こちらは海外で販売されているものですが、その名のとおり砂糖からできたストローです。
砂糖、水、コーンスターチ、ゼラチンでできており、ドリンクの中に入れてから約30分の耐久性があります。
アップルやストロベリー、チョコレートなどフレーバーが多様でドリンクを飲みながら食べられるようなので、実用性というよりはスイーツに近い製品です。

大麦ストロー
日本の会社が手刈りしてきた麦を天日干しし、乾いたところで麦の茎を節と節の間でカットして作っているストローです。
大麦100%でできているので、そのまま捨てても自然に還すことができます。


米ストロー
日本のくず米とコンスターチ、水で出来た生分解できるストローです。
完全植物由来なので、使用後はコンポスト化や家畜のえさなど、捨てることなく循環利用できます。
色も鶯・桜・橙・ターコイズ等がありカラフルです。
大手ショッピングサイトで販売されているので、手軽に購入できそうです。


他にも海藻ストローや飴で出来たストロー、専用容器に水を入れ凍らせて作るアイスストローなんて製品もありました!
今回は食品系ストローに絞って調べてみましたが「脱プラストロー」で探してみると、さらにたくさんの製品が存在します。
ただ、個人的にはプラスチックにはプラスチックの良さがあることも忘れてはならないと思っています。
例えば衛生面を重視する状況では、使い捨て出来ることが利点の場合もあるからです。
なんでもかんでも脱プラを推進するわけではなく、状況に応じてエコな製品を使用することが理想であると考えます。
もちろんその際には、正しくリサイクルを行い資源循環を促進することが重要だと思います。

サステナブルな取り組みとしてこのブログが少しでもエコ活の参考になれば嬉しいです。
本日は以上です。