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市内におけるSDGsに関する様々な情報を紹介しています

開催日 9月18日(水)14:00〜17:00 終了しました

第1回 にしおSDGsパートナー交流会

にしおSDGsパートナー様を対象にした体験型のセミナーです。講義やグループワークを通じ、SDGsへの理解を深める目的で開催。第1回当日は22パートナー、34名の皆様が参加されました。業種や職種、世代が異なる皆さんが活発に意見を交わし、SDGs達成の必要性について再認識していただいた、有意義な時間となりました。


西尾市の中村市長から開会の挨拶


開会の挨拶には西尾市の中村市長が登壇し、にしおSDGsパートナーを募った経緯と、賛同された55の企業や団体に対して感謝を表意。「カードゲームを通じてSDGs達成の必要性を体感していただくとともに、皆さんの交流が深まることを期待します」と締めくくり、講師の曽根香奈子さんへマイクを託されました。

講師は「トライセクター」の一人として活躍する曽根香奈子さん


今回講師として登壇いただいたのは、「一般社団法人 SDGs design」 代表理事の曽根香奈子さん。企業向けSDGsの研修をはじめ、SDGs経営の取り組み方や実施を目指したコンサルティングなどを行っています。また、株式会社武田工業所(半田市)の取締役として経営に携わり、3児の母として子育てにも奮闘中。民間・公共・社会の3つの垣根を超えて第一線で活躍する人材「トライセクター」の一人です。

これまでのSDGsと、次世代が求めるSDGs


曽根さんの講演ではSDGsの概略について改めて説明がありました。2015年の国連サミットでSDGsが全会一致で採択された経緯や意義、社会における認知度の推移、そして若年層への浸透具合などを紹介。
中でもパートナーの皆さんが興味を示していたのが、就職活動を控えた就活生たちがSDGsをどのように受け止めているかという点でした。学校の授業でSDGsを取り上げていることもあり、就活生の企業選びに、少なからずSDGsへの取り組み姿勢という観点が備わっているとか。未来志向の有望な人材を確保するという点でも、SDGsへの取り組みは欠かせない姿勢となりつつあるようです。

カードゲームが語る、SDGs達成に欠かせないチームワーク


講義の後はチームに分かれ、公認ファシリテーターの曽根さんから説明を受け「SDGs2030カードゲーム」をスタート。ゲームの内容はとてもシンプルで、与えられたお金と時間を使ってプロジェクトを行い、各チームが掲げたゴールを達成するというものです。各チームがプロジェクトを成し遂げることで「経済」「環境」「社会」の状況メーターが動き始め、2030年の世界が浮き彫りになっていきます。

SDGs達成に求められる「経済」「環境」「社会」のバランス


当初はゴール達成のためだけに動いていた皆さんでしたが、実施するプロジェクトが「経済」「環境」「社会」の動きと密接に関連していることがわかると、チーム内はもちろん、チーム間でも連携が図られるようになり、会場の熱気はたちまち上昇。「ここにいるメンバー全員で一つの世界を動かしている」という一体感が生まれていきました。

業種や職種、立場や世代を超えた議論から見えたこと


ゲームを終え、各グループの代表から“気づき”の発表がありました。南山大学SDGs普及啓発団体「CLOVER」代表・田中芳宙(よしそら)さんからは「SDGsというと環境ばかり目が行きがちですが、経済や社会とのバランスが不可欠で、幅広い視野が必要だと実感。カードゲームは年齢に関係なく学べることが今回よく分かったので、私たちのワークショップにもゲーム性のあるものを取り入れていきたいと思いました」。高杉建設株式会社の清水美花さんからも「SDGsというワードは耳にしていても、内容まで深く理解できていませんでした。今回のカードゲームでかなり理解が深まり、SDGs達成に必要なことも見えてきました。こういう機会はとても必要だと思います」との感想。皆さんの実感がこもった言葉から、会の充実ぶりが伝わってきました。

最後に講師の曽根さんから「世界が目指す目標を“見える化”することで、行動が変わります。世界はつながっていて、私たちにできることは何かを考える機会になれば幸いです」という言葉をいただき、会は幕を下ろしました。開会当初は皆さんの表情から緊張が伝わってきましたが、会の終了後も談笑は続き、リラックスしたムードに。SDGsという共通認識のもと、業種や職種、立場や年齢というボーダーラインを超えた交流ができたことを物語っていました。

アンケート回答(一部抜粋)

「チームの垣根を越えて全体で協力をし、SDGs達成を目指せました。にしおSDGsパートナーが一丸となれば、目標に対して何らかを達成できるはず、と確信が持てました。」

「今まで漠然と取り組んでいたSDGsの活動でしたが、今回の交流会を通じて取り組むべき理由が明確になりました。」

「カードゲームを通してSDGsを身近に感じられたセミナーでした。今自社が取り組んでいること、今から取り組めること、SDGsがあることでどんな可能性が生まれるのかなど、考える機会になりました。経済が動く事で環境も社会も成長するのだと実感。その先の「豊かな世界」を目指して、今後も取り組んでいきます。」

「ゲームを通じて皆さんと打ち解けることができました。また、ゲームが終わった後も話し合う時間を設けていただけたので、皆さんとの距離がグッと縮まりました。」

「グループワーク形式で自然にコミュニケーションをとりながら、他社の活動についても知ることができました。カードゲームで実際に2030年までの社会の動きをシミュレーションしながら、SDGsの理解を深められ、非常に有意義な時間だったと振り返ります。」

参加パートナー様(順不同・敬称略)

吉良オイルセンター株式会社
株式会社ダイセン
西尾自動車学校
岩瀬鉄工株式会社
榊原工業株式会社
株式会社三河湾リゾートリンクス
新三商事株式会社 営業部 地域販売G 道の駅にしお岡ノ山
中部電力パワーグリッド株式会社 西尾営業所
高杉建設株式会社
相生ユニビオ株式会社
西尾信用金庫
株式会社 若松屋
榊原精器株式会社
医療法人仁医会
トヨコンロジスティクス株式会社
株式会社エムアイシーグループ
大浜燃料株式会社 西尾充填所
南山大学SDGs普及啓発団体CLOVER
株式会社オティックス
プリ・テック株式会社
特定非営利活動法人フロンティア西尾
Diversity & Inclusion Nishi Tomo


情報提供元 : 西尾市役所 秘書政策課