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SDGsに関するちょっとした小ネタやイベント・新着情報を掲載

おはようございます。
今回は、このサイト運営にご協力して頂いております人間環境大学、環境データサイエンス学科の谷地俊二先生によるSDGsなつぶやきを掲載いたします。

不定期にはなりますが、今後も谷地先生が書いてくださるコラムを掲載予定です。
是非お楽しみに!!


SDGsって、難しそうと感じませんか。英語だからでしょうか。日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。ただ、私は開発者ではありませんので、いまいち身近に感じられません。そこで、蟹江(2020)を参照して開発にあたるDevelopmentを、「成長」と訳してみます。すると、「持続可能な成長目標」となります。なんだか身近に感じませんか。また「未来の世界のかたち」という、SDGsの本質もみえてくる気がします。

身近なところで、例えば、最近ではビニール袋が有料化され、2025年までにペットボトルの素材変更が実施される計画などを耳にします。これについて、SDGsを知らないと、例えば「マイクロプラスチックの話だ」となります。しかし、SDGsを知っていると、「あ!未来の世界のかたちの話だ」となります。どちらも正解ですが、SDGsを知っている方が今後の私たちがつくる未来の話をする点で、ポジティブな気持ちになりませんか。

SDGsと聞くとなんだか難しそうで、活動しようにも私も少し身構えてしまいます。そこを、「私たちの未来の世界のかたちの話なんだね」と捉えて、どんな風になったらうれしいかなと考えて行動してみると、明るい気持ちになりませんか。すると活動も続けられますし、みんなと一緒に自身も世界も成長もできます。そう考えると、SDGsは難しいことではなく、普通の目標だなと感じます。

参照:蟹江憲史(2020)SDGs(持続可能な開発目標).中央公論新社, 東京, pp. 281.

筆:人間環境大学 環境科学部 環境データサイエンス学科 谷地俊二